【聞く力を高める】小学生の伸ばすコツ!

家庭教育・能力UP
マネポ
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子供が「落ち着きない」「聞いてない」と思うことありませんか?

マネポ
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もしかしたら、聞けない脳の場合があるかも!

子育の話を聞かない、落ち着きがない、動きが激しいと思うこと。
その原因は、『聞けない脳』が原因の可能性があります。

特に男の子はこのタイプ。

いくらお母さんが注意しても『聞けない脳』の場合は、聞こえていても脳がきけていないので、伝わっていません。
これでは親子共々疲れてしまいますよね。

『聞ける脳』にすることは、何歳からでもできます。
その方法は家庭の中で変わることができるのです。

親次第で「聞けない脳」も「聞ける脳」へと簡単に変わります。

ここでは聞けない脳や聞ける脳への方法についてまとめていきます。

『聞けない脳』とは?

聞こえていてもそれを適切に理解したり、その情報を記憶してうまく処理したりできない脳のことです。

聞けない脳特徴
  1. 落ち着きがなくじっとしていられない
  2. 何度言い聞かせても同じことを繰り返す
  3. 甘えん坊でなかなか親から離れられない
  4. 周りと合わせられず、集団行動が苦手
  5. 勉強がなかなか身につかず成績が上がらない
  6. 人の話を最後まで聞けない
  7. 気に入らないことがあると怒って手が出てしまう

これらの男の子特有の行動の原因は「聞く力」不足なのです。

男の子の脳は聞く力が弱いため、相手の話が理解できず、それに対する自分の意見も上手く伝えられません。
聞く力が弱いと、遊びに夢中になると何も聞こえなくなる傾向があります。

小学生になると勉強内容が頭に入らない、授業についていけないと特に低学年の男の子には多いのです。

聞けない脳を知ることが大事

聞く力が弱いという事実を知ることが大事なのです。

知ることで親がどう接するのかを考えることが重要です。

  • 友達に手が出てしまう子に対し「謝りなさい」と叱ってとにかく子供に謝らせようとしたり
  • ルールを守らせるために「何度も言ってるでしょ」と延々にお説教したり
  • 勉強が遅れている子にさらに塾へ通わせたり

目の前の問題解決をしているだけでは本当の原因の「聞けない」脳にアプローチができていないので根本的に解決になっていないのです。親が「元々聞く力」が弱いものという前提で接することで子育てもラクになります。

親次第で「聞けない脳」も「聞ける脳」へと簡単に変わります。

そして、男の子が聞ける脳を持てば、将来はきっと自分のもっている能力を存分に発揮し、前向きに人生を切り開いていくことができます。

男の子の脳を知る

聞くのが苦手な男の子の脳は、女の子より記憶系脳番地の海馬が遅い傾向があるそうです。

海馬とは?

学習したことを記憶して定着する脳のこと

記憶と聴覚は密接な関係があり、記憶の働きが弱いと聞く力も弱くなります。

話の説明は頭に入りづらい男の子の脳ですが、絵や文字を目で見ると内容をすんなり理解できるという特徴ももっています。

それは、見る力の視覚系脳番地は女の子よりも発達しやすいのです。

マネポ
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確かに男の子と女の子では違うね。

電車や車を見るのが好きだったり、虫を観察することや地図や図形問題が得意なのは視覚系脳番地の成長の早さによりものです。

子供の脳は成長途中の未熟な状態です。

2つ以上の脳番地を同時に働かせることが上手くいきません。

男の子の場合は目で見る情報を増やすほど、耳は動かない=つまり脳が聞こえていない状態になるということです。
目に見えるものに注意が向くばかりで、聞いていないという場面が多くなりやすくなります。

図を使って説明すると理解が早いが、口だけで説明したことはなかなか理解ができない。

算数の図形は得意だが、国語は苦手などの傾向が見られる場合はこの脳のタイプの可能性があります。

▷▷ワーキングメモリーを鍛える簡単な方法

聞く脳を鍛える方法↓

【聞けない脳の可能性】わかるのは4歳半〜5歳を過ぎてから

 脳で聞ける、聞けないがわかるのは4歳半〜5歳を過ぎてから、

聞けない脳の可能性

①言葉が遅れている
②幼稚園、保育園、小学校で起こったことを何も話さない
③ひとりで勝手に動き回る
④学校の配布物を親元に届けない
⑤やるべきことがわからず、フリーズすることがよくある
⑥すぐ動けない、ぐずぐずする
⑦言っていることが一方的で勝手
⑧歌が苦手で、音程が取れない

この8つが一つでも当てはまっていると聞けない脳である可能性が十分にあります。

聞こえない脳のタイプには、聞く力の弱さがダイレクトに関係がある聴覚系脳番地の発達が遅れ気味だと正しく聞き取ることが苦手な脳になります。

聴覚系脳番地の位置は左右耳のすぐ近くの脳に位置します。
右と左で働き方が違うので、どのように聞けないのかも変わっていきます。

右側の聴覚系脳番地は】

  • 授業中に先生の話が耳に入らない
  • 周囲の音に注意を払うのが苦手
  • ぼーとしていて指示や説明などの聞き漏らしが多い

という特徴が見られるときは右脳の動きが弱い可能性があります。

左側の聴覚系脳番地は】

  • 話の内容を理解できない
  • 大事なことを頭に残っていない
  • 言葉の聞き返して来ることが多い
  • 話がかみ合わない

という特徴が見られるときは左脳の働きが弱い可能性があります。

また、左右どちらも弱いタイプもいます

話を聞かない男の子が伸びない理由

男の子が話を聞かないのは脳の聴覚系、記憶系の働きが弱いからですが、学校生活は何かと聞く力が弱いと苦労します。

「次の時間は教科書もって移動して」
「明日は体操服もってきて」

など、先生の話を漏らさずにきちんと聞くことが重要になります。

うまく聞けていないと、記憶力、言語能力、コミュニケーション、能力も育ちにくくなってしまいます。

聞く力が弱いと他の成長にも影響がある

・記憶力が育ちにくくなる
・スケジュール通りに行動できなくなる
・キレやすい、友達ができにくくなる
・じっくり考える力が育ちにくくなる
・独り立ちが遅くなり、自信がない子になる

その聞けない脳にさらに拍車をかけてしまうのが「気づけない」親になります。

「どうしてできないの」とガミガミ叱っていたり、長々と説教をしてしまいます。
男の子は長く叱ったところで20%も脳に残らないのです。

そのため、

聞けないゆえの問題行動が出る
    ↓
ガミガミ叱る
    ↓
聞けずに記憶できず改善しない
    ↓
もっと叱る
    ↓
話を聞きたくなくなる、聞くことに劣等感を持ってしまう

どんどん悪循環になっていきます。

親が気付けないことで、人の話を受けつけず、困った行動が改善できない子をつくってしまうのです。

聞ける脳を育てるとみるみる成長する

聞けない脳を聞ける脳に変えることは何歳からでも育てることができます。

脳の特徴は脳番地への栄養が決めてになります。

具体的には

・どんな環境
・どんな音や言葉を聞き
・どんなものを見てきたか

環境や経験を適切に情報を届けて脳が活性化することで「聞ける脳」へとどんどん発達していきます。

脳が発達するには情報を入れることと情報を出すことを積み重ねることが重要です。

聞いて→理解して→話す

聞ける脳が育つと、授業の内容が頭に入るようになり、相乗効果で記憶力も高まり、成績も伸びていきます。

聞ける脳へ育てる方法

何をして何に注意すればいいのでしょうか。

ちょっと”待つ”ことをする

 待つことが脳の有効なトレーニングなのです。

耳から入った音や言葉の情報は、脳幹から聴覚系へ届き、理解、記憶へと送られていきます。
脳の構造として、いきなり理解や記憶を司る脳に届けて発達を促すことはできません。
まずは、聴覚系に十分に情報が入らないと理解と記憶が育たないつくりになっているのです。

大人は聴覚系の情報に100%入れば、理解と記憶も80〜90%くらい届きますが、
子供の脳は未熟なので半分も届かない場合がほとんどなのです。

未熟な子供の脳に親の話を1回聞くだけでは聴覚、理解、記憶に情報を届けることが難しいのです。多くの子供は大人と同じことをするにも脳内の処理に時間が数倍かかってしまうのです。

親ができることは、話しかけたら少し待ってください。

子供の状態をよく確認し、表情も行動も変わらないときは情報が脳に届いていないので、もう一度同じ言葉を伝えます。

聞こえていないのではなく、聞けていないのです。
理解や記憶が脳に届いていなければ行動を起こせません。

さらに返事をするためには口を動かす運動系や話の内容をまとめる伝達系の脳の働きも必要になります。

子供の頭の中で脳のやりとりをしているときに親が色々言い過ぎると「もうやだ!」となり、脳の感情が悪い方へ活性化してしまいます。すると何も考えたくなくなり、聴覚系、伝達系、思考系の発達がしにくくなります。

「まだできないの?」
「こうしたら早いのに」

と先回りしていうよりも、時間がかかっても、自分で脳を働かせているのをだまって見守る方が男の子の成長にはずっと役立つのです。

伝えたいときは

・瞬発的に返答せず一拍置いてから話す
・子供が相づちや返事の反応をするまで次の話はしない
・子供の返答を急がずに待つ

人間の脳は、遺伝子よりも「環境」や「人との関わり」が影響されて成長します。

聞ける脳にするためには、学校教育だけでは育ちません
脳は二つの脳番地を一緒に動かすことでみるみる成長していきます。

「聞いたことを書く」「聞いたことを話す」「見聞きした動きを同じように繰り返す」

これが脳の基礎力を高めていくのですが、

現在の学校の授業では、土曜休みや行事の強化、英語や小学校の6年間でカリキュラムが昔と比べ大幅に増加したことにより、ゆっくり時間をかけていられず、聞く、見る、書くという行為の時間も少なくなっている現状です。

そうなると、聞くのうを育てるのは家庭の役割ということになります。

簡単にできる方法があります。
親の聞き方を子供のお手本に変えればいいのです。

どういう態度どのような言葉をかけるかどんな表情で接するか親が子供に見られていると意識するだけで子供の聞く力はぐんと伸びます

【聞ける脳を育てる】親の6か条

  1. 余計なこと、嘘になりそうなことを言わない
  2. 子供と共有する時間を大事にしている
  3. 子供の話を否定しないで最後まで聞く
  4. 子供の話をするときは聞いているというのがわかる言動をする
  5. 親自身が多くの人と交流する
  6. 注意するときは余計な感情をいれず淡々と伝える

 絶対にやってはいけないのは子供の話を最後まで聞かずに途中で遮ったり、話を聞いたあと、すぐに頭ごなしに反論することです。

・子供の話を聞かない、反論しない
・余計にしゃべりすぎない
「だから、それは〇〇なの!」
「でも、〇〇でしょ!」

言い返したくなりますが、男の子の聞く力を育てる上で絶対にやってはいけません
脳全体の成長を妨げてしまう非常に危険な行為なのです。

男の子は「脳の聞く力」を育てなさい [ 加藤俊徳 ]

食べ物で「聞けるの脳」のサポートができる

脳を作る成分は食事から取ります。

野菜がたっぷり取れる▷▷身体に良いオイシックス

毎日の栄養美味しく食べる▷▷コープ

脳に必要な栄養

◆脳の神経細胞であるニューロン同志をつなぐはたらきがある
(DHA、EPAを含むプラズマローゲン)
・ホタテ
・しゃけ
・たこ
・鶏肉 

◆脳のネットワークが強くなる(ビタミンB群)
・豚肉
・カツオ
・ごま
・玄米

◆脳の情報伝達を活性化する(カルシウム)
・煮干し
・桜エビ
・チーズ
・切り干し大根

食べ物だけではなく、規則正しい生活も脳を成長させます

一人で起きることでスッキリ目が覚めます。
朝ご飯をしっかり食べることは脳の成長に大きな影響を与えます。

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